GitHub、Cloudflare、microCMSで、モダンなウェブ開発実現

公開日:2026/3/2

cms

1. ローカル環境(手元にある道具)

これらは、パソコンの中にインストールされている「ツール」。

  • VS Code(エディタ): 「筆記用具・机」
    • コード(設計図)を書くための道具。
  • Node.js(実行環境): 「電気・動力」
    • JavaScriptという言葉をパソコンが理解して動かすためのエンジン。これがないとAstroなどのツールは動かない。
  • Astro(フレームワーク): 「設計図 兼 組み立てロボット」
    • 「どういう構造のサイトにするか」を決めるルール(設計図)であり、実際に部品(microCMSのデータなど)を組み合わせてHTMLを作る作業員(ロボット)。

2. クラウドサービス(インターネット上の場所・サービス)

これらは、パソコンの外(サーバー)にあるサービス。

  • GitHub: 「設計図の保管庫(金庫)」
    • 完成した設計図(コード)を安全に保存し、他のサービス(Cloudflare)へ受け渡す場所。
  • microCMS: 「家具・備品の倉庫」
    • サイトに表示する「中身(記事データ)」だけを専門に保管しておく場所。
  • Cloudflare Pages: 「土地 兼 展示場」
    • GitHubから受け取った設計図をもとに、実際にサイトを組み立てて、世界中の人が見に来れるように公開する場所。

Astroはどっち?(ここが面白いポイント)

Astroは少し特殊で、「ローカル」と「クラウド」の両方で活躍する。

1.    ローカル(開発時):
npm run dev と打った時、AstroはあなたのPC内で動き、プレビュー画面を表示する。

2.    クラウド(デプロイ時):
GitHubにコードを送ると、今度は Cloudflareという巨大なサーバーの中にあるNode.js の上で、Astroが再び動き出す。そして、世界中に公開するための本番用ファイルをガシャガシャと組み立てる。


まとめ:今回の「システム」の正体

今回の仕組みを一行で言うと、こうなる。

「Node.js(動力)」の上で動く「Astro(組み立てキット)」を使い、「VS Code(机)」で書いた設計図を、「GitHub(保管庫)」経由で「Cloudflare(土地)」に送り、「microCMS(倉庫)」から中身を詰め込んで公開した。

Node.jsやVS Codeは「汎用的な道具」、Astroは「特定のサイトを作るための専用キット」というイメージ。

非エンジニアでもできるようになった理由

昔はこの「組み立て(ビルド)」や「データの流し込み」を、エンジニアが全部手作業で、非常に複雑なコマンドを打ってやっていた。

今は、Astroが「組み立て方」を知っていて、Cloudflareが「組み立て場所」を自動で提供してくれるようになったため、今回のように手順さえわかれば、非エンジニアでもプロ級のシステムが構築できるようになった。

データの流れる「3つのルート」

このシステムでは、以下の3つのタイミングでデータが動く。

① デザインや機能を変更したとき(コードの流れ)

1.     VS Code でコード(設計図)を書く。

2.     GitHub へ送る(Push)。

3.     Cloudflare Pages が「設計図が変わった!」と気づき、自動でサイトをビルド(再構築)する。

② 記事を新しく書いたとき(コンテンツの流れ)

1.     microCMS で記事を書き「公開」ボタンを押す。

2.     Webhook が Cloudflare に「記事が増えたからサイトを作り直して!」と合図を送る。

3.     Cloudflare Pages が microCMS から最新データを読み込み、サイトを更新する。

③ 読者がサイトにアクセスしたとき(閲覧の流れ)

1.     読者がブラウザでURL(xxx.pages.dev)を開く。

2.     Cloudflare Pages が、既に組み立て済みの「高速なHTML」を瞬時に表示する。

o    ※このとき、わざわざ microCMS に読みに行かない(ビルド時に読み込み済み)ため、爆速で表示されます。


各ツールの立ち位置まとめ

分類

ツール名

役割(一言でいうと)

開発環境

VS Code

コードを書くための「高機能な筆記用具」。

実行基盤

Node.js

JavaScriptという言語を動かすための「電気・エンジン」。

フレームワーク

Astro

サイトを効率よく作るための「組み立て説明書 兼 ロボット」。

ソース管理

GitHub

チームやクラウドとコードを共有するための「金庫」。

コンテンツ管理

microCMS

エンジニア以外でも中身をいじれる「記事専用の管理画面」。

インフラ

Cloudflare

24時間サイトを表示し続ける「土地 兼 自動工場」。

この構成のすごいところ

この図の最大の特徴は、「あなたのPCが電源オフでも、サイトは自律的に更新・公開され続ける」 という点。

一度この仕組み(パイプライン)を作ってしまえば、あなたは 「記事を書くこと(microCMS)」 または 「デザインを改良すること(VS Code)」 だけに集中でき、それ以外の面倒なことはすべてクラウドサービスが自動で連携して処理してくれる。

これが、現代のエンジニアが好んで使う 「モダンで効率的なシステム構築」 の正体。

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